東京都北区の子ども支援プロジェクト

子どもの社会的孤立問題

アウトリーチ

本当に支援を届けたい子ども達に支援を届けるために

  • sdgs貧困をなくそう
  • sdgs飢餓をゼロに
  • sdgs人や国の不平等をなくそう
  • sdgs住み続けられるまちづくりを
ランドセルを背負って一人で座っている子供

これまで私達は、子どもが一人でも来られる定額または無料の食堂である「子ども食堂」やひとり親世帯や生活困窮者に食糧を提供する「フードパントリー」などの活動を行ってきました。

しかし、コロナ禍によって、子ども食堂はテイクアウト形式が主となり、見守りの時間が短くなりました。フードパントリーも全ての利用世帯がお子様連れで食料品を受け取りに来る訳ではないため、子ども達の見守りは十分なものではありません。

また、本当に支援を必要としている子ども・ご家庭は、支援が必要な状態であっても、助けを求める感覚が鈍化していたり、支援に関する情報を持っていない状況の方が多くいらっしゃいます。

そこで私達は、2021年より支援をする側が支援を必要とする子ども達・家庭に出向き、見守りや相談などを続けていくアウトリーチ型の支援活動を開始しました。

本プロジェクトの具体的な取り組み

1地域の方に、訪問員(アウトリーチャー)になっていただく

子ども食堂運営者、子育て支援団体、民生・児童委員などの方々に、アウトリーチ型の支援が必要な子ども・家庭があれば、訪問員(アウトリーチャー)となってこのプロジェクトに協力いただいております。

訪問員のイラスト

2日々の活動によって繋がりを持った世帯に利用登録してもらう

子ども達やその家庭をいきなり訪問し見守ることはもちろんできません。
訪問員の方々が、子ども食堂やフードパントリーなど日々拠点型の支援をしている中で、アウトリーチが必要と思われる子ども・家庭がいれば、その方に利用登録していただきます。

父親と子ども

3プレゼントを訪問員の皆様にお届けする

「プレゼントをお届けする=ご自宅に訪問して見守る」がこのプロジェクトです。
プレゼントを準備し、訪問員の方々にお届けします。
訪問員の皆さんは、このプレゼントを直接子ども達に渡すため、訪問する日時を、利用世帯と調整して決定していきます。
本プロジェクトでは訪問員だけでなくプレゼントの支援も募集しています。

プレゼントのイラスト

4いざ訪問!

訪問員が月1回プレゼントをお持ちし、子ども達やそのご家族と顔を合わせます。
そしてたくさんの会話ができる関係をつくり、相談事を聞くことによって、確かな繋がりをつくっていきます。
その中で、子どもや家庭に潜在する課題を発見し、必要性があれば支援に繋げることができます。
これは子どもを取り巻く家庭環境を含む包括的な支援となります。

訪問員が訪れるイラスト

子ども達・家庭の環境に合わせた支援

アウトリーチ型の支援は大切ですが、支援をお届けする子ども達・家庭を把握できていなければ、アウトリーチ(訪問)を実行することはできません。

子ども食堂やフードパントリー、学習支援、その他様々な体験活動などの拠点型の支援活動を継続しているからこそ、日々の子ども達や家庭の存在を知り、見守ることができるはずです。

様々な背景を持つ子どもや家庭の実情に合わせて、拠点型・アウトリーチ型の両方の支援ができることが重要と考えています。

男児と女児

Activity

私たちの取り組み

SDGsロゴ

©北区繋がり広がるプロジェクト

↑